#極力日記 52
変な時間に目が覚めた。
午前3時前、いわゆる未明である。
こんな時間に目が覚めた落胆でradikoをひねる。
ちょっとだけ、目が覚めてもよかったのだという気持ちになりたい。ささやかな欲。
いつもの癖で木曜日と同じことを。
2秒で悔いた。あまりにも元気すぎる。
深夜の萎れた寝起きの頭には、ハリがありすぎるのだ。
しぼんた風船には剣山を突き立てなくていい。
こういうときはTOKYO SPEAKEASYか佐久間さんのANN0にしておいたほうがいい。あとはFM802をなんとなく(こういうとき、ビタミンMは圧倒的に尺が足りない)。
いずれも比較的トーンが落ち着いているだけで、どのみち目はバッキバキになってしまうのだけれども…
また寝付けるかな、というそわそわした気持ちだけにとどまらず、うんと静かな時間によからぬことでざわめく頭をなかったことにして一緒にすべり降りるパートナーが必要なのだ。
12月の入り口が見えたとて、この時間のやるせなさは変わらない。
日光の仕事は思った以上に多いと、改めて思う。