そして勝手に踊りだす

くだまき100年、心は在宅 身体は現場 オタク元気で留守がいい。3度のごはんとコスメが好き/エンタメ中心よろずサークル/デザイン・占いもたまに

#極力日記 53 誕生日だからアイシャドウ作ってきた

お前なに言ってんの?って感じだと思うんですが、タイトルの通りです。

誕生日だったのでアイシャドウ(正確にはピグメント)作ってきたわよ!って話です。

 

行ってきたのは表参道のシュウウエムラ

事前にサイトから予約してね〜って感じです。

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サイトによると、サービスの説明は

好きな色、自由自在。ユニークでクリエイティブな色づくりを通して、楽しく、想像力を掻き立てる体験をお届けします。

カラーピグメントを混ぜ合わせ、無限のバリエーションの中から、あなただけの色を見つけ、ラボ体験に夢中になれる時間を。

ピグメント アトリエ デジタルテーブルでの色づくり(15分)+ピグメント アトリエ ルームでのラボ体験(30分)

とのこと。

 

実際何すんの?ってところですけど、

最初にベースとなる色を決めて(前述のピグメントアトリエデジタルテーブルでの色づくり)→粉を調合、ラメとかを入れちゃう(ピグメントアトリエルームでのラボ体験)、という流れ。

 

理科の実験みたいで楽しかった!…んだけど、後悔やちょっと違ったな〜ってところも。

店員さんとのコミュニケーションの問題かな?と思うところもあるし、こちらが過剰に期待していたかな〜とも思うので、ピグメントアトリエに興味あるけど迷ってるって方の参考になれば…サービス自体とても楽しかったので、人身御供と思っていただけれ!ば!

 

まず、ベースの色はそこまで厳密に決められない。

デジタルテーブルでピグメントのベース色を決めるんですけど、これがまぁまぁザックリしている印象。

色の決め方はリストから選ぶか、シチュエーションから選ぶかの2パターンが用意されているものの

大まかな色のターゲットを決めて明度・彩度をいじるって感じなので、明確なイメージを持っている人には少々不親切な作りかもしれんな〜、と思った。

 

ある程度システマチックに色味を決めさせる必要があるのは理解できるけど、ちょっと不便さは感じたかな〜(ただ、ここは店員さんによるヒアリングで解決できる範疇だとも思う)。

 

『くすみ系のピンクかな?モーヴかな?グレーかな?みたいなベースカラーで透け感があって〜、ピンクとブルーとパープルのラメにグリーンかゴールドのラメもチラチラする感じの…』みたいな明確な理想を頭に描いて作りに行くと、めちゃくちゃ消化不良で終わるんちゃうかな〜?

それなら原宿でアットコスメストアとビューティースクエアとイセタンミラーにコスメキッチンとかを虱潰しに巡ったほうがいい。

 

なので、ざっくりした的だけイメージしていって、その場でノリで決めちゃうくらいの軽い感じで行った方が楽しめるんちゃうかな?と思います。

『7,000円も払うし、絶対毎日使いまくれるヤツを作ったんねん〜!』みたいに意気込んでしまうと、頭の中のものとシステムの差に戸惑っている間に終わってしまう気が。

あと、使いやすいアイシャドウは自ら作らなくてもどっかのメーカーがプロの叡智を結集したものを作ってくれているはずなので、原宿を虱潰しに…

 

そう!7,150円の内訳はピグメント作り体験とお土産のピグメント、前後の気持ちの高揚なのです!ピグメントだけを見てはいけません!!!

 

さあ!前置きがやたら長くなったけど、わたしの体験記を見てくれ!!!

ちなみにデジタルテーブルで色を決めているところの写真はありません…撮っていないので……

(店員さんは『記念にたくさんお写真どうぞ〜』って言ってくれはるものの、あんまりバシャバシャ撮ってもなぁ、と気後れしちゃって…なんかね…)

 

てなわけで、ベースの色を決めたら、なんかこういう『ラボです!!!!!!』みたいなところに通してくれます。

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なんかすごいラボラボしい。

測りとか計量の匙とか攪拌機とかが置いてある。

アトリエみがすごい。そりゃそうか。

 

アトリエ!ラボだ!とテンションが上がったのも束の間、店員さんが服を汚れから守るためのエプロンとゴム手袋、マスクを手際よく差し出してくださるので、あっという間に水産加工場のスタッフが出来上がって笑いました。海老の背腸取りならまかせろ!

 

さておき。さっき決めたベースカラーを作るべく、カラーレシピに従って目の前の赤・黄・青・黒・白の粉を混ぜていきます(ここでカラーレシピを見せられて、ベースカラー選定の不自由さの理由などを悟ることとなりました/職業柄、色味のアレコレには明るいので)。

 

カラーレシピでは0.01g単位で調合をピッタリと指定されているので、目の前のお匙を使ってよそっていきます。

 

こんな感じ

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粉をちみちみ乗せたり退かしたりしては、多かった少なかったとワーワー言いながらレシピ通りに計量して、容器に集めていきます。

こんな具合に

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全部粉を集めたら機械で撹拌してくれるのでメカに収めてもらって〜…しばし待つ

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撹拌自体はすぐ終わるんですけど、撹拌中は餅つき機みたいな音がしていてちょっと懐かしかった(祖母の家で餅つき機をよく使っていたので)。

 

撹拌終わりの粉たち

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すごい混ざった!!!!!!!!!!

 

これでベースカラーは完成。

デジタルテーブルで見たベースカラー、もうちょっとくすんでなかった?とか思いつつ、これにラメを足していきます。

 

ピンク、ブルー、イエロー、コッパー、シルバー、ゴールド、やったかな…のラメから選べて、

目の前でラメを見ながら選ぶのだけど、これが超迷う…!迷いまくるので、手元の粉に少し混ぜて様子見できんかな?と思ったのだけど、それはできないようでした。想像力を総動員するしかない!

 

散々迷って、ピンクラメをベースにイエローのラメを少し入れることに。アクセントはブルーにしてもよかったかな…と思いつつ、肌馴染みや使いやすさを優先した無難な選択を。

 

で、ラメもさっきみたいに計量してモリモリ入れて…って作業は同じなんですけど、ここで水産加工員になった理由をハチャメチャに理解!

もうビックリするくらいラメが舞う!ラメがあまりにも細かくって、ちょっとしたことで舞いまくる!鼻息とかとてもじゃないけど浴びせられない。全部吸っちゃいそう…!!!

 

ラメは撹拌機にかけられないそうで、手作業でよく混ぜなければならないそう。

しばし混ぜたものがコチラ(中身の完成)。

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よく見ると、さっきの画像にはなかったキラッとしたやつがラメたち!分かりにくいねえ!

 

てなわけで、できたピグメントを容器に移し替えて(これもセルフ!)ピグメント作りは完了〜!!

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記念撮影どうぞ〜!と店員さんが勧めてくださったのだけど、なんの工夫もない1枚になってしまったね!HAHAHA!

ちなみに、手前の方にあるボトルの薄めのニュアンスカラーはどうやって作ってんの?って疑問が消えないくらいにはベースカラーのカラーテーブルの色味はおしなべてハッキリしていたような…???(ボトルの中身はピグメントで、最初にラボに通されたとき店員さんに『このくらい淡いやつが理想なんですけど、どう指定したらいいですか?』と相談したら『ん〜、むずかしいです〜』って言われてコケた)(怒ってるとかじゃないよ)

 

ともかくとして、すごいかわいい色味の『これは好きですねえ…!』というピグメントが作れて楽しかったし、また夏くらいに作りに来ようかな〜!!と目論んでいます。すべての分岐を自分の好みで判断していくので、どのルートでも好きなものしかできないって強い!!!

1回体験してみたら、何ができて何ができないのかが掴めたので参加ハードルがかなり下がったな〜!

記念に作ってもいいし、プレゼントとかでも良さげだなぁと思います。シュウの品質だから、間違いなく上質なものだし…!

 

あれ?せっかくピグメントを作ったのにスウォッチは?と思ってる人もいると思うんですけど、それについては追々…後日談的に別記事にまとめたいと考えています。

 

ンァー!今年も歳取ったなァ!

とはいえ、1年は12月のためだけにあるので…楽しむしかない!ほな!